江州彦根七職家

江州彦根七職家(ごうしゅうひこねしちしょくけ)の紹介

当彫刻所の三代目井尻一茂は江州彦根七職家の一人であり、メンバーと共に匠の手から生まれる伝統のバトンを引き継ぎ、後世に伝える活動を行っています。

江州彦根七職家は工部七職という七つの職種のことで、七つの工程を職人から職人へ手渡して完成させる、江戸時代からの伝統工芸である彦根仏壇の職人たちのことです。その職人たちとは、木地師、空殿師、彫刻師、漆塗師、蒔絵師、飾金具師、金箔押師のことで、彦根ではおそらく最後の仏壇職人となる七人です。
地場産業でもある彦根仏壇の火を絶やしてはいけない!と思い七職家は活動を開始しました。
伝統を守るだけでなく、さらに新しい伝統を築きあげるためにここに集ったことを使命とし、常に挑戦を心掛けています。

江州彦根七職家は地域の皆様との交流も大切にしています。彦根市内の各宿泊施設にて「ほんまもん体験教室」や、夢京橋あかり館にて実演販売を行っています。
ぜひお気軽にお越し下さい。

「ほんまもん体験」についてはこちらをご覧下さい
http://www.hikoneshi.com/sightseeing/taiken/

夢京橋あかり館についてはこちらをご覧下さい
http://www.akarikan.co.jp/

 

伝統工芸彦根仏壇工部七職

木地師(きじし)
ケヤキやヒノキ、杉などの木材から仏壇の本体を作る。設計図などは無く、代々培われた職人の特殊な技法で生み出される。

空殿師(くうでんし)
仏壇内部の寺院屋根を一つ一つ丹念に組み合わせていく。部品だけでも1000を超え、瓦等も一枚づつ貼っていく途方無く根気が必要な工程でもある。

彫刻師(ちょうこくし)
仏壇の装飾をなす。花や鳥、仏様や龍などを約100以上の彫刻刀を使い分け、まるで生きているかのように彫り上げる。

漆塗師(うるしぬりし)
漆を下地から上塗りまで何度も重ね、磨きと20以上の工程を経て美しい光沢を出す。

蒔絵師(まきえし)
漆などで描いた下絵の上に金粉、銀粉、貝などを蒔くことにより、華やかで美しく豪華な絵が生まれる。

飾金具師(かざりかなぐし)
仏壇内に装飾される金具のことであり、その数でも数百種使用される。主に胴や真鍮を使用し、浮き彫りなどの技法を用いて美しい飾りへと仕上げる。

金箔押師(きんぱくおしし)
一つの仏壇に千枚以上の金箔を張り付ける。その作業は息づかいまで気を配るほど繊細な工程となり、浮きやしわなどが全くない美しい伝統的仏壇ができあがる。